ピックアップワインダー製作 34

シングルコイル、ワックスポッティング

トーンと出力の基準をクリアし、完成したピックアップをワックスポッティング。

これらは、全てサウンドメッセ用。

こちらは、テレキャスタイプのフロントPU。

トラディショナルにAWG43エナメルを使用。

抵抗値8.7kなので、ヴィンテージタイプよりハイパワー。

テレキャスタイプ、リアPU。定番のコイル保護の紐を巻き付け。

普通なら、AWG42を使うところだが、敢えてフロントと同じAWG43エナメルを使用。

抵抗値は、10.3k。

パラフィンを加熱し、液体状に。

ガラス容器が小さい為、1ケづつポッティング。

いずれは、一度に5〜6ケのPUのポッティング可能な専用機を作りたい。

容器を密閉し、真空ポンプで内部の空気を抜いてやる。

容器から取り出し、クッキングペーパーの上で余分なパラフィンを拭き取って完了。

AWG42フォームバーを使用したシングルコイルセット。

センターPUはRWRP。ロッドポールピースはアルニコ3。

5ケのPUをポッティング完了。

この4〜5倍の量のポッティング作業が、まだ待ち構えており、終わりが見えない。

テレのフロントは、ポッティング作業後に金属カバーを取り付ける。

バイスを使い、固定用のツメを折り曲げ。

本来は、このようにCold線を金属カバーにハンダ付するのだが。

今回は4wayスイッチ使用のため、カバーのシールド線を別途追加。

この10日ほどで、ボツになったワイヤーたち。

納得できるトーンが出るまで、トライアンドエラーの繰り返しだが、

間違いなくデータの蓄積は進んでいる。