シングルコイル、ワックスポッティング
トーンと出力の基準をクリアし、完成したピックアップをワックスポッティング。
これらは、全てサウンドメッセ用。
こちらは、テレキャスタイプのフロントPU。
トラディショナルにAWG43エナメルを使用。
抵抗値8.7kなので、ヴィンテージタイプよりハイパワー。
テレキャスタイプ、リアPU。定番のコイル保護の紐を巻き付け。
普通なら、AWG42を使うところだが、敢えてフロントと同じAWG43エナメルを使用。
抵抗値は、10.3k。
パラフィンを加熱し、液体状に。
ガラス容器が小さい為、1ケづつポッティング。
いずれは、一度に5〜6ケのPUのポッティング可能な専用機を作りたい。
容器を密閉し、真空ポンプで内部の空気を抜いてやる。
容器から取り出し、クッキングペーパーの上で余分なパラフィンを拭き取って完了。
AWG42フォームバーを使用したシングルコイルセット。
センターPUはRWRP。ロッドポールピースはアルニコ3。
5ケのPUをポッティング完了。
この4〜5倍の量のポッティング作業が、まだ待ち構えており、終わりが見えない。
テレのフロントは、ポッティング作業後に金属カバーを取り付ける。
バイスを使い、固定用のツメを折り曲げ。
本来は、このようにCold線を金属カバーにハンダ付するのだが。
今回は4wayスイッチ使用のため、カバーのシールド線を別途追加。
この10日ほどで、ボツになったワイヤーたち。
納得できるトーンが出るまで、トライアンドエラーの繰り返しだが、
間違いなくデータの蓄積は進んでいる。