ピックアップボビン塗装
ひと月ほど前に仕上げた7弦ギターは、
スクリュー側ピックアップボビンしか手元になかったため、
ダブルスクリューポールピースのハムに仕上げて搭載した。
先日、ピックアップパーツを仕入れた際、7弦スラッグ側ボビンを入手。
今回は、ノーマルスタイルのハムに仕上げて搭載。
画像下側が今回入手したスラッグ側ボビン。
このまま、ブラックボビンのまま仕上げても芸がない。
そこでボビンにボディと同色のメタリックブルー塗装を施すことにした。
ワイヤを巻きつけた後に塗装するのは面倒なので、巻きつけ前に塗装する。
本来なら白もしくはグレーサーフェイサーで下地を作るのだが、
1000番程度のサンディングペーパーで足付けし、直接ウレタンシルバーを塗装。
塗膜が厚くなると穴が小さくなり、
ポールピース・スラッグが入らなくなる可能性があるため、極力、塗膜は薄くしたい。
発色を良くするために、ウレタンシルバーに少しばかりブルーを加えて塗装。
こうすれば、この後に吹き付けるクリアブルーの吹き付け量を少なくできる。
ウレタンクリアブルーを吹き付け。
ボディ色より濃いブルーとなったが、色合いは良い。
今回は、合計4ケのボビンを塗装するのだが、
色の濃さにバラツキが出ない様、並べて比較しながら確認。
この後、2回ほどクリアカラーでコーティング。
乾燥後、軽く研ぎ出して、塗面のザラツキをとり、滑らかにしてやる。
再度、クリアコーティング。
硬度と耐久性のあるウレタン塗装だが、
ピックが直接当たることの多いピックアップ、
長期間使用すると、擦り傷が入り、部分的に塗装が剥がれるかもしれない。
出来るだけ塗膜は薄くしたいところだが、
耐久性も考慮し、仕上げのクリアだけは少し厚めに吹き付けた。
表面のツヤが良い感じなので、研ぎ出しせず、このまま使用することにした
ボディ色より、少し色合いが濃いが、悪くはない。