組み込み前処理 2
各部取り付けネジ穴は、塗装前に既に加工済なので、
塗装後には、ご覧の様に塗料で穴が埋まってしまう。
電動工具を使い、面取り加工。
ボディの組み込み前の処理は終了。
ネックは、指板に貼っていたマスキングテープを剥がす。
フレットエッジと指板エッジにはクリア塗料が、こびり付いている。
余計な塗料をナイフ等で除去し、オイルを塗布。
オリジナルピックアップは既にサウンドチェックが済んでいるので、
ワックスポッティングを行う。
容器に入れたパラフィンを加熱し、液体状になったところで、
ピックアップを漬け込む。
ただ漬け込むだけでは、
細部までパラフィンが染み込まないので真空ポンプを使用。
パラフィンを入れている容器は密閉できるので、
容器にチューブを取り付け、真空ポンプと接続。
真空ポンプの電源をONすると、
ピックアップ内部から空気が抜け出てくる。
4〜5分放置すれば終了。
ピックアップを取り出す。
高温になっているので火傷に注意。
余分なパラフィンをウエスで拭き取り、
熱が下がるまで放置。
布テープでコイル周りを保護すれば、
ピックアップは完成。
ピックアップのデータは、
フロントが、抵抗値12.74kΩ、インダクタンス4.57H、アルニコ5。
リアが、17.64kΩ、7.36H、セラミック。
ヴィンテージタイプではなく、ハイゲインタイプ。
エスカッションは、ローズ材から製作。
ネックをボディにボルトオン。
ピックアップを載せるとご覧の様なルックスに。