カーボンロッド
今回の試作は、7弦24フレット仕様。
更に、1F部で18mm・12f部で20mmの極薄ネック。
耐久性と長期間の使用を想定し、カーボンロッドを挿入する。
トラスロッドの両サイドにカーボンロッドを配置。
ナット近辺からネックエンドまでの長さ。
しかし、ネックエンド部分でカーボンロッドと
ジョイントネジ用のスタッドが干渉してしまう。
そこで、トラスロッド両サイドのカーボンは、スタッド手前までの長さにして、
ジョイント近辺に短めのカーボンロッドを追加配置することにした。
この部分は、弦の張力によってネックが起き始める箇所なので、
追加配置も致し方ない。
カーボンロッド溝を3Dモデリング。
問題は、追加配置した両端の溝の底とネックグリップ表面との間の肉厚。
3Dモデリングをカットして断面を観察する。
肉厚の最も薄い部分で1.8mmとなった。
シビアではあるが、加工は可能。
今回は、この配置で製作してみる。
3Dモデリングが完成すれば、NC加工。
溝の幅と深さの微調整は、現物のカーボンロッドを入れて確認。
ここでも、緩過ぎず、タイト過ぎず、ジャストフィットさせる。