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7弦ギター試作 9

カーボンロッド

今回の試作は、7弦24フレット仕様。

更に、1F部で18mm・12f部で20mmの極薄ネック。

耐久性と長期間の使用を想定し、カーボンロッドを挿入する。

トラスロッドの両サイドにカーボンロッドを配置。

ナット近辺からネックエンドまでの長さ。

 

しかし、ネックエンド部分でカーボンロッドと

ジョイントネジ用のスタッドが干渉してしまう。

そこで、トラスロッド両サイドのカーボンは、スタッド手前までの長さにして、

ジョイント近辺に短めのカーボンロッドを追加配置することにした。

この部分は、弦の張力によってネックが起き始める箇所なので、

追加配置も致し方ない。

カーボンロッド溝を3Dモデリング。

問題は、追加配置した両端の溝の底とネックグリップ表面との間の肉厚。

3Dモデリングをカットして断面を観察する。

肉厚の最も薄い部分で1.8mmとなった。

シビアではあるが、加工は可能。

今回は、この配置で製作してみる。

3Dモデリングが完成すれば、NC加工。

溝の幅と深さの微調整は、現物のカーボンロッドを入れて確認。

ここでも、緩過ぎず、タイト過ぎず、ジャストフィットさせる。