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7弦ギター試作 8

ロッド溝NC

上の図は、以前24Fギター試作の際に設計したトラスロッドカーブ側面図。

トラディショナルなシングルトラスロッドで調整はヘッド側。

カーブをつけてロッドを仕込むため、グリップを極端に薄くできない。

今回試作する7弦は、1Fで18mm、12Fで20mmのグリップ設定。

ロッド溝の最も深い場所では、グリップ表面まで、

1.5mm程度しか残らない。これでは心許ない。

1F-18mm、12F-20mmのグリップでは、ダブルロッドを使うことにした。

ダブルロッドはロッド溝底にカーブを付ける必要がない。

そのため、深さ9mmのストレート溝を掘るだけでロッドを仕込む事ができる。

ダブルロッド溝をモデリングしたもの。

9mmのストレート溝とロッド調整部分だけを加工すれば良い。

カーブをつけて仕込むシングルロッドより手軽で加工難易度も低く、

何よりカーブを設計する必要がないので、

ギター自作派の方にはオススメだ。

NCプログラムも単純だが、溝幅と深さのコントロールには充分な注意が必要。

ダブルロッドには熱収縮チューブを被せてある。

仕上がった溝にロッドをハメてみる。

緩過ぎずタイト過ぎず、

且、ネック上面とロッド上面が面一になる様に調整。