ネックグリップモデリング
上の図は、お気に入りギターのグリップの断面(1F部と12F部)をデータ化したもの。
今回は、7弦ギターなので、これらの断面図を参考に、
新たにグリップ断面を設計することになる。
12F部で厚さ22mm、1F部で20mmに設定。
今回の7弦試作は、カーボンロッドを入れる予定なので、
もう少し薄くしても良いかもしれない。
その際は、ロッドの種類・カーブに注意する必要がある。
作成した1F部と12F部のグリップ断面をネック平面図にコピー。
2つの断面図をスイープし、1-12F部分のグリップ曲面を作成。
ネック平面図を押し出し、基本となるソリッドを作っておく。
基本となるソリッドを分解し、1-12F部分のグリップ曲面を移植。
不必要な面を消去するとネックらしくなってくる。
面倒なのが、このグリップとヘッド裏との繋がり部分。
サーフェイスコマンドで曲面を作成していく。
1弦側は、この様な感じ。
6弦側。
あまり作り込み過ぎると、グリップの厚さや指板幅が変更になった場合、修正が大変だ。
この程度シンプルな作図に留めておく方が良い。
ヒール部とグリップの繋がり部も曲面を作成する。
こちらもサーフェイスコマンドで曲面を作成。
仕上がったモデルを解析コマンドで確認。
面のつなぎ目部分で、若干ラインが乱れているが、
実際の製作においては、サンディングで修正できるレベルだ。