ハムバッキングピックアップ製作計画
手巻きピックアップワインダーは、問題点を改善し、
連続運転テストをなんとかクリアできた。
時間がかかったが、やっと実際のピックアップ製作ができる。
2タイプのハムバッカーを作ることにした。
1つ目は、一番作りたかったレスポールタイプのリア用ヴィンテージタイプ。
このタイプのピックアップは10機種以上所有しているが、
お気に入りは3機種ほど。その3機種のサウンドを参考にしたい。
ポールピースピッチは、49.2mm。
使用するワイヤは、AWG42エナメルコート。
AWGは、アメリカンワイヤゲージの略。
AWG42は、直径0.0633mmだが、表面にエナメルの皮膜がついている。
マイクロゲージで測ってみると、0.070mmだった。
皮膜の厚さは、0.0033mm程だろう。
1つのボビンに4500〜5000巻し、8kΩ前後の抵抗値にしたい。
マグネットは、所有しているバーマグネットの中から、
磁力85〜100mTのアルニコ2かアルニコ4を選択する。
ハムバッキングPUは、後からマグネット交換できるので、
お気に入りのPUからマグネットだけ拝借し、搭載・比較することもできる。
2つ目は、ストラトタイプのリアに搭載するヴィンテージホットタイプ。
トレモロ搭載ギター用なので、ポールピースピッチは53mm。
使用するワイヤは、ポリコート。
皮膜の上から線径を測ると、0.068mm。
ヴィンテージタイプより多めに巻いて、9.5kΩ程の抵抗値にしたい。
使用するマグネットは、磁力127mTのアルニコ5。
2タイプとも、納得するサウンドが出るまで、何度も巻き直す事になるだろうが、
完成すれば、試奏動画の撮影も行いたいと思っている。