ピックアップワインダー製作 18

ハムバッキングピックアップ製作計画

手巻きピックアップワインダーは、問題点を改善し、

連続運転テストをなんとかクリアできた。

時間がかかったが、やっと実際のピックアップ製作ができる。

2タイプのハムバッカーを作ることにした。

1つ目は、一番作りたかったレスポールタイプのリア用ヴィンテージタイプ。

このタイプのピックアップは10機種以上所有しているが、

お気に入りは3機種ほど。その3機種のサウンドを参考にしたい。

ポールピースピッチは、49.2mm。

使用するワイヤは、AWG42エナメルコート。

AWGは、アメリカンワイヤゲージの略。

AWG42は、直径0.0633mmだが、表面にエナメルの皮膜がついている。

マイクロゲージで測ってみると、0.070mmだった。

皮膜の厚さは、0.0033mm程だろう。

1つのボビンに4500〜5000巻し、8kΩ前後の抵抗値にしたい。

マグネットは、所有しているバーマグネットの中から、

磁力85〜100mTのアルニコ2かアルニコ4を選択する。

ハムバッキングPUは、後からマグネット交換できるので、

お気に入りのPUからマグネットだけ拝借し、搭載・比較することもできる。

2つ目は、ストラトタイプのリアに搭載するヴィンテージホットタイプ。

トレモロ搭載ギター用なので、ポールピースピッチは53mm。

使用するワイヤは、ポリコート。

皮膜の上から線径を測ると、0.068mm。

ヴィンテージタイプより多めに巻いて、9.5kΩ程の抵抗値にしたい。

使用するマグネットは、磁力127mTのアルニコ5。

2タイプとも、納得するサウンドが出るまで、何度も巻き直す事になるだろうが、

完成すれば、試奏動画の撮影も行いたいと思っている。