ピックアップワインダー製作 15

ボビンホルダー ハムバッカー用

ワインダーのモーターシャフトに取り付けるボビンホルダーの製作にかかる。

シングルコイル用とハムバッカー用の2種類作るのだが、今回はハムバッカー用。

ハムバッカーのポールピースピッチは数種類ある。

そこで、上の図のように、

スタンダードな3種類のピッチのボビンの取り付けが可能となるレイアウトにした。

軽量化するため円形では無く、長方形のアルミプレートから製作。

アルミ棒からモーターシャフトに取り付けるカラーを、旋盤加工。

モーターシャフトに合わせ、

カラーの穴に7.99mmのストレートリーマを通し、内径調整。

シャフトとカラーにガタ付きがあると綺麗に回転してくれない。

この辺りは精度が必要。

シャフト固定とプレート固定のためのネジ切りを行う。

カラーはこれで完成。

工場内にあったアルミプレートから、ボビンホルダーを切り出す。

切断面はフライス加工し、寸法を出しておく。

フライスで全ての穴を読み取り加工。

M2.6のタップで12箇所ねじ切り。

4箇所のコーナーは安全のために丸めておいた。

カラーにプレートを皿ネジで固定。

モーターシャフトにはめて、ロックネジで固定。

電源を入れ、回転させる。

ボビンホルダーのプレートが、ブレ無く回転しているか、確認。

綺麗に回転している。安心して巻き作業が出来そうだ。

プレートの中央(2つの黒い皿ネジの間)に白いピンを圧入。

ボビン裏の4弦ポールピース穴と3弦ポールピース穴の間に

2.4mm程の穴が空いているので、先ほど圧入したピンに、はめてやる。

M2.6のネジでボビンを固定。これはSLUG側ボビン。

スクリュー側ボビンは、ワッシャ無しで取り付け。

以前作ったワインダーでは、ボビンを両面テープで固定していたが、

ネジで固定する方が、断然作業性がいい。

50mmピッチと53mmピッチのボビンは上のように斜めに取り付け・固定。

ハムバッカー用ボビンホルダーは完成。

次はシングルPU用ホルダーと、シングルPU組み立て治具の製作。