ピックアップワインダー製作 4

Arduinoプログラミング

ライブラリ ButtonEvents

プリセットカウンター(予定巻数設定)部分に問題が出た。

プリセット数を上昇させるには、UPボタンを1回押せば、

プリセット数が1増えるのだが、

プリセット数を1000にセットするにはUPボタンを1000回連打しなければならない。

ピックアップのコイル巻数は、5000〜10000程度だ。

1分間にボタンを300回連打しても、5000以上にセットするには相当時間がかかる。

そこで、ボタンの押し方で、数字が一気に増える機能を持たせることにした。

①.UPボタンを短く押した場合、プリセット数が1増加。

②.UPボタンををダブルクリックした場合、プリセット数が10増加。

③.UPボタンを押し続けた場合、ボタンを離すまで、高速でプリセット数が増加。

この条件を満たすスケッチ(プログラム)例を調べてみたが、

中々見つからず、諦めかけていたところ、

海外の方が作られた”ButtonEvents”というライブラリを発見。

(ライブラリとは、センサ等とArduinoの接続・制御を容易にしてくれるコード集)

早速、プログラムに使用。

”ButtonEvents"は、優秀なライブラリで、

あっという間に希望通りのボタンの機能を実現。

ライブラリを使えば、シンプルなプログラムで、複雑な機能を実現できる。

Arduinoが世界中で、愛用されている理由が良くわかる。

UPボタンを押し続けると、気持ち良く数字が上がっていく。

10秒押し続けると、1900ほどにプリセット数がアップ。

20秒ほど押し続けて、プリセット数を一気に3600にできた。

同様にDOWNボタンで、プリセット数を減らすこともできる。

これで、巻数設定を短時間で正確に行える。

ライブラリを使わずに、この機能を実現するのは今の自分には不可能。

手巻きピックアップワインダーの制御部分は、ほぼ完成。

これからモーターの選定を行うのだが、

価格や条件の合うDCモーターが、見つからず困っている。