リペア・フレット交換 7

弦を張る前に、ピックガードを外して内部を観察。

POT・スイッチ・コンデンサはオリジナルのまま。

ピックアップDimarzio製で、ミドルPUはRWRPになっている。

抵抗値は3つ共、8.5KΩ前後。

ピックアップカバーを外すと、HSシリーズと形状は同じだが、

下側のボビンにコイルが巻かれていない。

上側だけコイルが、巻かれている。

上の画像は、35年ほど前に購入し,使い込んだHS-3。

上のコイルが11.9kΩ、下が11.6kΩ、上下合計23.5kΩほどになっている。

HSシリーズは2つのコイルを縦積みして、ハムキャンセルする構造。

所有していないが、HS-2はカタログスペックで上下合計14.97kΩ、

おそらく、HS-2の上側のコイルは7.5〜7.6kΩ程だろう。

RichieKotzenモデルは、上側コイルのみだが8.5kΩなので、

HS-2を単に流用しているだけでなく、

巻き数等も専用にアレンジしているようだ。

ピックガードを元に戻し、新品の弦を張る。

アーミングやベンドを繰り返し、ナット溝の微調整を行い、

弦高・オクターブ調整をして完了。

今回は、塗装を行わずに作業できたので、使い込んだ外観を損なわずに済んだ。

エクストラジャンボフレットは慣れれば弾きやすそうなので、

自分用のギターも交換してみたくなった。

当方が所有しているRichieKotzen関連のCD等。

探せば、他にMotherHead~やガンダムソング集など、これ以外に10枚以上のCDがあるかも。

中でも自分にとって印象深いのが、この3つ。

FeverDreamはRichieが初めてvocalを披露したアルバムで、歌のうまさに皆が仰天した。

ビデオのRockChopsは、インターネットなど無かった時代なので、

実際に動くRichieを拝むために購入。

この手のインストラクションビデオは結構買った記憶が。。。

Electric Joyは、全曲インストだが、

テク・楽曲・サウンドが大幅にグレードアップし、完全に打ちのめされた。

後のFusionスタイルの作品よりもリラックスした曲が多く、聴きやすい。

当時、「Shrapnel出身のギタリストは、10年も経てば、全員消えてしまうよ。」

などと揶揄する輩もいたが、30年以上経った現在でも、

Yngwieを筆頭にPaulGilbert、GregHowe、TonyMacAlpine、MartyFriedman、

VinnieMoore等、バリバリの現役で活躍し、

尚且つ現代の若者にも受け入れられているギタリストが多くいる。

消えるどころか、レジェンド的な存在にまでなっている。

この頃は、Richieも皆若かった。。。。。