弦を張る前に、ピックガードを外して内部を観察。
POT・スイッチ・コンデンサはオリジナルのまま。
ピックアップDimarzio製で、ミドルPUはRWRPになっている。
抵抗値は3つ共、8.5KΩ前後。
ピックアップカバーを外すと、HSシリーズと形状は同じだが、
下側のボビンにコイルが巻かれていない。
上側だけコイルが、巻かれている。
上の画像は、35年ほど前に購入し,使い込んだHS-3。
上のコイルが11.9kΩ、下が11.6kΩ、上下合計23.5kΩほどになっている。
HSシリーズは2つのコイルを縦積みして、ハムキャンセルする構造。
所有していないが、HS-2はカタログスペックで上下合計14.97kΩ、
おそらく、HS-2の上側のコイルは7.5〜7.6kΩ程だろう。
RichieKotzenモデルは、上側コイルのみだが8.5kΩなので、
HS-2を単に流用しているだけでなく、
巻き数等も専用にアレンジしているようだ。
ピックガードを元に戻し、新品の弦を張る。
アーミングやベンドを繰り返し、ナット溝の微調整を行い、
弦高・オクターブ調整をして完了。
今回は、塗装を行わずに作業できたので、使い込んだ外観を損なわずに済んだ。
エクストラジャンボフレットは慣れれば弾きやすそうなので、
自分用のギターも交換してみたくなった。
当方が所有しているRichieKotzen関連のCD等。
探せば、他にMotherHead~やガンダムソング集など、これ以外に10枚以上のCDがあるかも。
中でも自分にとって印象深いのが、この3つ。
FeverDreamはRichieが初めてvocalを披露したアルバムで、歌のうまさに皆が仰天した。
ビデオのRockChopsは、インターネットなど無かった時代なので、
実際に動くRichieを拝むために購入。
この手のインストラクションビデオは結構買った記憶が。。。
Electric Joyは、全曲インストだが、
テク・楽曲・サウンドが大幅にグレードアップし、完全に打ちのめされた。
後のFusionスタイルの作品よりもリラックスした曲が多く、聴きやすい。
当時、「Shrapnel出身のギタリストは、10年も経てば、全員消えてしまうよ。」
などと揶揄する輩もいたが、30年以上経った現在でも、
Yngwieを筆頭にPaulGilbert、GregHowe、TonyMacAlpine、MartyFriedman、
VinnieMoore等、バリバリの現役で活躍し、
尚且つ現代の若者にも受け入れられているギタリストが多くいる。
消えるどころか、レジェンド的な存在にまでなっている。
この頃は、Richieも皆若かった。。。。。