当方では、基本的にリペア業務は行っていませんが、
馴染みのお客様や知人の紹介の場合、内容によっては、お受けしている。
今回は、フェンダージャパン・RichieKotzenモデルのフレット交換。
DimarzioのカスタムPUが搭載されている。
フレットサイズはエクストラジャンボ。よく弾き込まれ、消耗している。
交換するフレットはJescarステンレス・エクストラジャンボ。
指板部分の塗装は薄めで、フレットを抜く際、
塗装部へのダメージは少なく済みそう。
部分的に塗装が剥がれているが、今回は塗装は行わず、
フレットのみ交換する。
フレットを抜く際、念の為、塗装が持って行かれない様、
またフレットを抜き易くするため、
フレットを半田ごてで加熱する。
フレットがデカイので、
半田ごて6弦側から1弦側まで満遍なく熱を入れてやる。
刃の部分を加工したニッパーで、端からフレットを抜いていく。
指板部の塗装にダメージを与えることなく、
全てのフレットを抜く事ができた。
しかし、汚れがフレットと指板のキワにこびり付いている。
こびり付いた汚れをナイフで擦るようにして除去してやる。
汚れを除去する前。
汚れを除去した後の画像。
メイプル指板にタップリと塗装がかかっているネックの場合は、
指板部分の塗装が必須となるが、
メイプル指板でも今回のような場合は、再塗装は無しで作業できる。
