ダニー・ガットン Boogie 泡まみれ

80年代中盤〜90年代にかけて、

日本ではあまり知られていない、未知の凄腕ギタリストがゴロゴロいた。

例えば、後には大メジャーとなったジョー・サトリアーニやエリック・ジョンソンなども、

輸入盤を購入しなければ、聴くことが出来ない未知のギタリストだった。

インターネットなど無い時代だったので、

その手の未知なる凄腕ギタリストのLPレコードやCDを買いまくったものだ。

ダニーガットン。彼もそんな未知なる強豪という感じだった。

カントリー・ロカビリースタイルをメインに、

素晴らしいギターを聞かせてくれる。

最近、ダニーの素晴らしい動画を見つけてしまった!

9分と長尺だが、最大の見所は3:57辺りから。

ビール瓶をスライドバー替わりに使用するのだが、

ビールが入ったままスライドするので、こうなりますわな。

序盤に強烈なサックスソロもあり、見所は満載。

ビールまみれのギターを見事にタオルで拭いて行く辺り、

ギターへの愛が感じられる!!

唯一所有している、ダニーのCD。

レコーディングのラインアップは、動画のメンバーと思われる。

アルバム3曲目のスタンダードナンバー『HarlemNocturne』では、

カントリーテクニックをふんだんに盛り込んだ、

素晴らしい泣きのプレイを聞かせてくれる。

残念ながら、このアルバムのリリース翌年の94年、

ダニーは自ら命を絶ってしまった。

最近知ったことだが、幼少期のジョー・ボナマッサは、

ダニーの指導を受けていたようだ。

たまには、瓶ビール片手にギターを弾いてみるのも一興かも。