サンバーストの塗装にかかる。
今回は、杢が強いので、退色したサンバーストではなく、
ピカピカな新品の雰囲気が出る様に、赤味の多いチェリーにした。
60年風のタンジェリンレッドではなく、59年タイプの深みのある赤だ。
例えが古いが、『スペイン高速悪魔との死闘』の頃の、
AlDiMeola氏の黒リフィニッシュ前の59レスポールのイメージ。
本番の前に画像等を元にサンプル塗装をしてみる。
本番の塗装に入る。
最初にボディエッジ周辺に、シェイド(影)を薄く吹きかける。
先に吹き付けたシェイドより外側に、
赤を大まかに吹き付ける。
この程度の色合いで終えても良いが、今回はもう少し赤くする。
トグルスイッチ周辺とカッタウェイ周辺を赤くした。
エッジ部分に濃いめのシャドウ吹きをして、
輪郭をシャープにし、深みを出してやる。
修正を加えて、この程度まで色を加えた。
濃く見えるが、この上にアンバーカラーとクリアカラーを塗装すると、
明るくなり、もう少し赤い部分が薄く見える様になる。
杢を活かすため、サンバーストの幅はこの程度にしておいた。
軽くクリアカラーをかけて、表面を保護しておく。