ネック製材
春に行われる予定のイベント用にレスポールタイプを製作する事にした。
材はホンジュラスマホガニーボディ・ネック、ハードメイプルトップ、
ハカランダ指板。前回の製作と同スペック。
イベントでは、目立ってナンボなので、
今回のトップ材は、派手な杢が出たメイプルをセレクト。
完成時の重量は、前回と同じ程度の4200g程度になりそう。
ネック材のホンジュラスマホガニーだが、
15年ほど前に入手したもので、乾燥は充分。
最初に、材の4面にプレーナーをかけてやる。
正確な平面を出す為ではなく、節や虫食いの有無や材の癖をみる為。
早速、小さな節が出現。
上面から手前の面に抜ける様に出ている。
節の部分をバンドソーでカット。
材は20mm程度大きめに製材しているので、カットしても充分余裕がある。
NCに固定し、正確で、ねじれの無い上下平面を作る。
プレーナーで作業出来る様に思われるかもしれないが、
プレーナーでは、フライス等で加工した平面精度には到底及ばない。
この平面の精度出しが、工作機械を使用した加工では、
完成時の精度に大きく関わってくる。
美しい平面ができた。
金属加工でも木材加工でも、加工による歪みや狂いを、いかに少なくするか。
そこが工夫を要する部分。