指板外形CAD入力
時々、「24フレットのギターはないの?」と聞かれることがある。
上の2枚の画像は、7-8年前、友人の依頼で製作した、24Fギター。
JohnPetrucciモデルと、MeshuggahのFredrikThordendalモデル。
いずれもコピー。
特に、Fredrikモデルは、
7弦、27インチスケール、メイプル・ブビンガ5Pスルーネック、
極薄グリップという強力なスペックだったので、かなりスキルアップできた。
それ以来、しばらく24フレットギターを製作していなかったが、
今回、24フレットタイプギターをラインアップするため、
ボルトオンタイプを試作することにした。
NC加工で製作しているので、当然、図面の作成から行う。
CADは以前紹介したRhinoceros。
最初に、指板の外形を作図する。
スケールは25.5インチ、ブリッジの弦ピッチは10.8mm、
ナット幅は42mm、6.8mmピッチ、この条件で作図する。
赤い部分が指板外形。指板エンドの幅は57.134mmとなった。
平面図から、指板表面の円錐部を3D作図する。
厳密に図形数学的に作図すると、作図に時間が掛かってしまうし自由度が低い。
そこで、ナット部のRを240mmRに設定し、
3Dで6本の弦を配置しRhinocerosのスイープコマンドで円錐指板面を作図。
指板エンドのRは、443.736mmRとなった。